SecHack365における法律と倫理に関する教育について
~ SecHack365の受講生および関係者の皆さまへ ~
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SecHack365における法律と倫理に関する教育について
~ SecHack365の受講生および関係者の皆さまへ ~

ナショナルサイバートレーニングセンター
センター長 園田 道夫

ナショナルサイバートレーニングセンター(以下、当センター)が進めているSecHack365では、自ら手を動かし、セキュリティに関わる新たなモノづくりができる人材を育成してまいりました。今後のわが国のサイバーセキュリティの強化に向けて、こうした場で得た技術や知見を社会のために生かせる人材と、その育成事業が一層必要とされているところです。
先日より、不正に入手したクレジットカード番号等を利用した事件等について、関わった者の一人がSecHack365の修了生であった旨報道されています。ようやく部分的に事実確認ができましたので、この文章を掲載することとしました。この事件を受けて今後SecHack365に何ができるのか、SecHack365の講師陣は現在、以下のように考えています。

SecHack365の中で行ってきた法律と倫理に関する教育について
これまでSecHack365では毎年度3回から4回、昨年度は合計220分、法律と倫理に関する教育を実施してきました。内容もサイバーセキュリティと関連が深い不正アクセス禁止法や刑法に規定されている不正指令電磁的記録に関する罪、製造者責任法、著作権法などから基本の刑法全般、民法全般まで扱ってきました。結果、多くの受講生はしっかりとした倫理観を身に着けています。今回、修了生の一人が、上述の事件を引き起こしたとして逮捕されたことは、誠に遺憾です。このような事態が再び起きることのないよう、さらなる教育の強化を進めます。従来からさまざまな形で法律と倫理に関する教育を実施してきましたが、その内容の改善や、講義やパネルティスカッション形式に加え、新たな形での実施にも取り組んでまいります。

このような教育の強化は、才能ある受講生が上述の事件等に影響を受けて誤った考えを起こさないようにするためにも重要です。
「セキュリティイノベーター」を輩出するというSecHack365の原点に今一度立ち返り、誰一人道を踏み外さないようなケアを充実させながら、これまで培ってきたSecHack365コミュニティの持つものづくりの力に一層磨きをかけて、サイバーセキュリティの技術や知見により社会の課題解決に貢献することのできる人材育成を推進していく所存です。

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