SecHack0コンクール - 第2回「イノベーション×サイバーセキュリティ」アイデアコンクール(15歳以下対象)
小SecHack0コンクールは、学生や中学生が応募できるコンクールです。夏休みの子ども向けサイバーセキュリティ教育の自由研究にも。
キミのミライはどんなセカイ?30年後、キミはどんな暮らしをしてる?楽しい世界?不思議な世界?ワクワクする?どんなモノがある?どんなコトができる?もしかしたら、ズルイひとや、ワルイひともいる? コワイところや、アブナイところはある? みんながアンシンするにはどんなシクミがいる?みんなで応募してみよう。

審査員がまとめました
最優秀賞
43歳のぼく
坂本 孝仁 さん(文章)
<概要> AIが社会に浸透しきった2056年。人間の感覚はすべてAIと直結し、AIのおかげで仕事をしなくても生きていけるし、病気になることもない。ヒトはAIにすべての判断を任せるが、その意味や背景もわからずにただ家畜のように従っている。ネットに直結した脳をハックするウイルスも出てきている。
<講評>
AIが高度化され、人間は自分で考え判断したものなのか、AIの判断に従っているだけなのかもわからない世界になっている。このような世界でAIが悪用されると、人間が操られてしまったり、またそれに気づくことができない恐ろしい問題を抱えてしまう。AIが高度化された世界でも、セキュリティ対策が重要ですね!(審査員:神薗 雅紀)
AIやその他技術の発展に伴ってワクワクするような世界を描きつつ、どんな問題が起こりうるのかをしっかりと考えられていると感じました。技術に任せきりになったり、操られるのではなく、自身が考えたり何かを実現するためのツールとして上手に使いこなせるように、皆でその使い方を考えていけるよう考えていけるとよいですね。(審査員:中島 春香)
技術が進歩した30年後の社会の『光と影』が本当にありそうな姿で描かれていて、30年後に答え合わせをするのが楽しみなような、ちょっと怖いような不思議な気持ちになりました。(審査員:中島 明日香)
今現状考えられる未来の技術を網羅的に想定しており、都会だけでなく地方についても言及しているところがよかったです。また、自分がその場所にいた場合の考えや思いが非常にリアルに感じました。倫理的な警鐘をしているところも良かったです。(審査員:山口 あゆみ)
必ずしもバラ色になるとは限らない未来について、まるでSF作家のようにリアルに描かれていますね。その考える力、想像する力がすばらしいと思います。セキュリティ、情報、というものの根本に問いかけるようなヴィジョンによって、さまざまなことを考えさせられました。(審査員長:園田 道夫)
優秀賞
痛みのない世界の弱点
船木 さくら さん(文章)
<概要> ナノマシン医療AI<ノア>のおかげで病気と無縁になった2056年。ノアは医療を大きく変えたが、ノアが持つデータの保護やノアへの攻撃が社会的課題となっている。ノアは心の異変には気づけないので、人間はコミュニケーションや自ら異変に気づく感覚を失わないように努め、ノアと共に自らを守っている。
<講評>
体内に散らばる小さな粒である医療AIノアが、病気や怪我、さらには痛みなどをコントロールできる世界。しかし痛みもコントロールため、医療AIノアが何か悪用された場合、人間は異変に気づくことができず、大きなリスクを伴うことになる。テクノロジーが発展するとともに、そのテクノロジーが起因するリスクを如何に把握すればよいか、問題提起となる作品です。(審査員:神薗 雅紀)
技術により体の異常を検知する便利な仕組みができていくことはまさに25年後を感じることができました。一方、技術の発展により、人のことを心配したり、人とお話をしなくても(体は)健康に生活できるようになってしまうため、人同士の繋がりが薄くなって心の問題が発生するのではないか、という課題はまさに今少しずつ見えてきている課題だと感じています。未来の技術の発展と将来的に発生するであろう問題をよくとらえられている作品だと感じました。(審査員:中島 春香)
まるでSF小説のワンシーンを読んでいるような読みごたえがある内容でした。加えて安全面の課題も「なるほど」との思うものが多く、感心させられました。(審査員:中島 明日香)
ナノマシンとAIとの融合だけでなく、技術だけではない心の面についてもよく考えられていると感じました。便利さだけではなく、人の温もりを安全の最後の砦にするバランス感覚に、未来への責任と優しさを感じました。(審査員:山口 あゆみ)
あるテクノロジーが浸透した社会における人間、という考察がリアルかつ優れていて、その未来に高い確率でありそうな課題をあぶり出しているところも良いと思いました。(審査員長:園田 道夫)
優秀賞
天気を自由に操れるようになっています
諸澤 隼斗 さん(絵・文章)
<概要> 2056年、街は巨大なドームで覆われ、天気を自由に操れるようになっている。四季を通して快適に保たれ、雨なども計画的に降るため、人々は何の憂いもなく生活している。食糧の栽培も最適化され、理不尽な自然災害も無い。ただし、制御システムを狙われると気象兵器として機能してしまう危険性がある。
<講評>
異常気象はこれからより大きな課題になりますが、この気象をコントロールできるシステムがあると、安心安全ですね!でもこのシステムに何か問題がおきたり悪用されると、兵器として使われたり人命を脅かす脅威にもなるため、しっかりとしたセキュリティ対策が必要ですね!(審査員:神薗 雅紀)
発想が面白くて、ぜひ住んでみたいなと思いました。花粉症がなくなるのはうれしいし、寒すぎたり暑すぎたりすることがなければ、快適に過ごすことができるので嬉しいです。(審査員:中島 春香)
異常気象をなくすための「気象コントロールドーム」という思い切った発想に加え、印象的な絵に惹かれました。併せて、コンピュータ制御であるゆえに「乗っ取られるリスクがある」という指摘も的確で、非常に良かったです。(審査員:中島 明日香)
ドーム内の人工降雨装置的な天気管理は目新しいと思いました。 また、天候装置を念頭に、その制御が乗っ取られた場合などの啓発も良かったです。(審査員:山口 あゆみ)
地球全体をコントロールするのは難しいのでドームにしてしまおう、というのはSF的でおもしろい発想だと思いました。宇宙に出ていって他の惑星に居住区を作るときにも応用できそうですね。悪用についてもリアルに考察してあるところがすばらしいと思いました。(審査員長:園田 道夫)
優秀賞
記憶を守るAI
後藤 優実 さん(絵・文章)
<概要> 2056年には、忘れたくない思い出や、記憶、映像や会話、気持ちなどをAIに保存できるようになり、年を重ねて記憶が曖昧になっても、あるいは認知症になったとしてもAIが振り返る手助けをしてくれる。AIが持つ記憶の改ざんや盗難がリスクとなるが、暗号化や検知システムなどで対抗している。
<講評>
高齢化や認知症無によって薄れていく「忘れたくない記憶や思い出、その時の気持ち」などをAIが優しくサポートしてくれて、記憶を呼び起こす手助けをしてくれる世界、本当に素敵ですね。記憶や思い出を無くす怖さに対する心理的な安心を提供してくれる素敵な作品です。素敵な「絵」から、やさしさが伝わりました!(審査員:神薗 雅紀)
だんだん時間が空くと、その時の気持ちが薄れてきてしまうことがあるので、気持ちを保存してくれる、という発想が素敵だなと思いました。(審査員:中島 春香)
「自分の思い出や考えを残したい」という気持ちは、時代や場所を問わず、多くの人が持つ願いの一つだと思います。その願いに優しく寄り添う「記憶を守るAI」の素晴らしさと安全面の課題が、絵と文章でリアルに伝わって来ました。(審査員:中島 明日香)
すでにあるAIによるライフログがより発展して未来では日常として普及している世界を感じました。認知症対策・気持ちに配慮という部分が良かったです。(審査員:山口 あゆみ)
認知症初期は主に短期記憶から不自由になっていきますが、さらに進むと長期記憶も不自由になってしまいます。そうしたとき、外部的に思い出させる装置があると、むしろ治療にも良いのではないかと思います。テクノロジーでそれを実現する、というのは夢のある良いことだと感じます。(審査員長:園田 道夫)
審査員長特別賞
安心ハウス2056〜家ごと避難〜
平沼 力 さん(絵・文章)
<概要> 2056年の家屋は、普段は壁の中に隠れているAI知能を持った腕と足を持ち、多発する自然災害などの時は手足を出して安全な場所まで避難できる。多くの家屋が一斉に移動する際は腕を使って手を取り合って避難し、衝突を避ける。AIは地形を学び、最適安全なルートを選択できる。
<講評>
家の壁に「人間と同じ動きがができるAI知能をもった腕と足」があり、震災の時などに避難できるという発想が、斬新でおもしろいと感じました。また、その家同士が人間と同じように手を取り合って協力し、避難行動の安全性までしっかりと考えられており、素晴らしいです!(審査員:神薗 雅紀)
発想が新しくて面白いなーと思いました。自然災害という身の回りのことに対して着目して、自分なりのアイデアで解決しようとしているのが素敵でした。(審査員:中島 春香)
手足が生えた家のインパクトがすごかったです!住み慣れた家ごと逃げられるのは嬉しいし、避難というより、まるで冒険に出かけるみたいで楽しそうですね。(審査員:中島 明日香)
手足が生えた家というユニークさがよかった。柔軟な発想で、実際にそんな未来があったらと考えるとフフッと笑ってしまうような、優しい世界だと思いました。(審査員:山口 あゆみ)
地盤にいかに固定するか、というのが建築の常識ですが、それとは真逆の発想がとてもユニークだと思います。実際の避難の場面もきちんと考察されていますし、その危険性も回避できる発想まで表現されていて、すばらしいと思いました。(審査員長:園田 道夫)
2025年12月20日(土)必着
を作品でえがこう!
優秀賞(3名)
審査員特別賞(若干名)
エントリー賞(全ての勇敢な皆さん)
サイバーセキュリティ研究所
ナショナルサイバートレーニングセンター
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