SecHack365 : 開催概要 2020

プログラム概要2020

SecHack365
概要

若手セキュリティイノベーター育成プログラム SecHack365は、25歳以下の学生や社会人から公募選抜する40名程度の受講生を対象に、サイバーセキュリティに関するソフトウェア開発や研究、実験、発表を一年間継続してモノづくりをする機会を提供する長期ハッカソンです。全国の一流研究者・技術者や受講生等との交流をするなかで、自ら手を動かし、セキュリティに関わるモノづくりができる人材 (セキュリティイノベーター) を育てます。

背景と目的

我が国のサイバーセキュリティ産業は、世界のセキュリティソフトウェア市場における存在感が決して大きくないなど、欧米等海外に比べ遅れています。サイバー攻撃が多様化・悪質化する現在において、私たちが自らの手で自らの社会の安全を守っていくためには、既存のセキュリティソフトウェア等をユーザーとして「利用」するだけでなく、新たなソフトウェア等を自ら「研究・開発」していくことができる人材を育成していく必要があります。このような我が国におけるセキュリティイノベーター育成の必要性から、国立研究開発法人情報通信研究機構ナショナルサイバートレーニングセンターでは、未来のサイバーセキュリティ研究者・起業家の創出に向けて、若手の方を対象に、セキュリティ関連技術の研究・開発を一年間をかけて本格的に指導するプログラム SecHack365 を平成 29 年度から開講しています。

主  催:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)

SecHack365の特徴

SecHack365

SecHack365 は、受講生が考えるサイバーセキュリティ上の課題について、その解決策の研究・開発に一年をかけて取り組むプログラムです。25 歳以下の学生や若手社会人から公募選抜された 40 名程度の受講生たちの研究・開発に対し、セキュリティ技術や開発技法など、一年の長期間での継続的な指導により、将来のセキュリティイノベーターとなる人材を育成します。

今年度は、新型コロナウィルスへの対策のため、オンライン開催を中心に実施します。
計7回のオンラインイベントや通年のオンライン指導により、受講生の研究・開発を従来と変わらず指導支援します。オンラインイベントでは、オンライン上での発表や議論を中心に、講義・演習・講演の提供や一流研究者・技術者たちとの交流の機会など、研究・開発の推進に役立つ、さまざまな取り組みを提供します。(今後の社会情勢を見ながら、オンライン以外での開催についても検討を続けます)

研究・開発の指導では、アプローチの違いに合わせた複数のコースを用意しています。受講生はコース内での密な指導と、SecHack365全体としての全体指導や他の受講生たちとの成果の発表や議論により、自らが設定したテーマを磨き上げて、完成を目指します。

また、遠隔での研究・開発実習では、遠隔開発環境 (NONSTOP) を受講生に提供します。このNONSTOPには、NICT が長年続けてきた大規模なサイバー攻撃観測網により収集した膨大な量の攻撃データ等がデータベース化されています。受講生はこの NONSTOP にアクセスし、一年を通じて、いつでもどこからでも安全な環境下で、豊富なマルウェア検体等を使用した研究・開発を実施できます。

なお、1年間の育成プログラム修了後も、イベントや研究会等における発表支援、NICTインターンとしての受け入れや研究開発指導など、修了生に対する継続的な支援を提供します。

カリキュラム

SecHack365

■オンラインイベント(7月、8月、9月、11月、12月、1月、2月)
オンラインイベントは、計 7 回 実施され、受講生は、ICT 分野、セキュリティ分野の第一線で活躍するトレーナー陣のサポートのもと、仲間と一緒に発表や議論などを中心とした研究・開発やハンズオン講習などを体験します。 最後のイベントでは、受講生が、それまでのハッカソンで完成させた成果物を、トレーナーや他の受講生に発表します。発表内容への評価により、修了認定の判断や優秀者を認定します。優秀者は、 3 月の成果発表会において、メディアや一般の方々を前に研究・開発成果の発表を実施します。

イベントウィーク
一定期間のなかで、さまざまなオンラインイベント(講義・ 発表・相談など)を実施します。
1回のイベントは1~2時間程度で、期間内での自由な参加を求めます。

イベントデイ
イベントウィークの中にはイベントデイを設定しているものもあります。
イベントデイでは、全員がオンライン参加必須のライブ型のイベントを実施します。

■遠隔研究・開発実習
オンラインイベント以外の日も、通年でコース毎の研究・開発の指導を実施します。それぞれのコースの方法にて、研究・開発を続けます。受講生は、遠隔開発環境 NONSTOP にVPN 経由で接続し、受講生やトレーナーたちとコミュニケーションを取りながら研究・開発をすることも可能です。この遠隔環境では、NICT の長年にわたるサイバーセキュリティ研究によって得られた膨大なセキュリティ関連データにアクセスすることができるので、受講生は NONSTOP 内に整備された様々な研究開発・解析用ツール類と、他では触れることのできない貴重なデータを用いて研究・開発に取り組むことができます。

■全国の一流の研究者・技術者等との交流
さまざまな業界で活躍するプロフェッショナルの方々をゲストとしてお招きし、ハッカソンへの指導協力や研究・開発に役立つ講演をいただきます。専門家ならではの貴重な知見や技術からユニークな発想力を得て、優れた技術の研究・開発に取り組んでいただきます。

■修了時に修了証書の授与
修了認定が与えられた受講生には、3月に行われる成果発表会で NICT が発行する修了証書を授与します。

FAQ

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